ビットワイズの欧州調査責任者であるアンドレ・ドラゴッシュ氏は28日、ビットコインが初期の個人投資家からファンド／ETP、企業、政府などの機関投資家へと分散しつつあると指摘した。歴史上他の伝統的な資産クラスとは異なり、ビットコインの普及はサイファーパンクやアーリーアダプターといった個人投資家から始まり、その後、ファミリーオフィス、ファンドマネージャー、ETFといった機関投資家が初期投資を行った。現在でも、個人投資家はBTCの約66%を保有している。これは、ビットコインの大部分が依然として非機関投資家によって支配されていることを意味し、機関投資家の普及という点では「まだ初期段階にある」と言える。しかしながら、現在、個人投資家から機関投資家へのBTCの大規模なシフトが進行している。機関投資家（ETPおよび財務会社）は現在、BTC供給量の約12.5%を保有しており、その数は急速に増加している。このシフトは一夜にして達成できるものではなく、長期的なトレンドである。結局のところ、この「大きな変化」とは、初期の個人投資家から機関投資家への BTC の移転を奨励するために、BTC の価格を高くする必要があることを意味します。